• 本

幕末明治旗本困窮記 御書院番士酒依氏の日記

出版社名 山川出版社
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-634-15201-4
4-634-15201-0
税込価格 2,750円
頁数・縦 175P 20cm

商品内容

要旨

外国船の来航、長州征伐そして大政奉還から戊辰戦争へ。激動の時代に翻弄された幕臣たちの日常を酒依氏の日記から読む。

目次

第1章 御書院番士酒依氏と知行地の村々(酒依氏の歴代当主
酒依氏の屋敷 ほか)
第2章 一二代当主清左衛門の日記から(天保という時代
清左衛門の家族 ほか)
第3章 日々の暮らしの中で(正月を迎えて
酒依屋敷での年中行事 ほか)
第4章 幕末動乱の時代の中で(ペリー艦隊の日本派遣
御書院番頭の上申書 ほか)
第5章 明治維新を迎えて(戊辰戦争の勃発
松山藩士が残した記録から ほか)

出版社・メーカーコメント

幕末動乱の時代に、武蔵国橘樹郡下菅田村に知行地をもつ幕臣の酒依氏は、御書院番士として、飯田橋に移居し、江戸城の警備にあたっていた。天保の頃までは、世情が騒然とするも、中行事も執り行われていた。しかし、ペリー艦隊の来航・上陸や長州藩との戦闘が始まると次第に追い詰められ、知行地の鈴木家に身を寄せるようになり、そして帰農することとなった。家のものは、遊郭で働きもしたり、困窮を極めた。本書は、幕末幕臣の史料が少ない中で、偶然にも鈴木家に残された史料をもとに、当時の幕臣の生活を興味深く描いたものである。

著者紹介

西川 武臣 (ニシカワ タケオミ)  
1955年愛知県生まれ。明治大学大学院文学研究科史学専攻博士前期課程修了。博士(史学)。専門は日本近世・近代史。現在、横浜開港資料館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)