離れがたき二人
出版社名 | 早川書房 |
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出版年月 | 2021年7月 |
ISBNコード |
978-4-15-210034-4
(4-15-210034-6) |
税込価格 | 2,750円 |
頁数・縦 | 221P 19cm |
商品内容
要旨 |
今から約100年前のパリ。9歳のシルヴィーは、アンドレが学校にやってきた日から、すぐに彼女に魅了された。教師への反抗的な姿勢や、美しい事柄に心を震わせて鳥肌が立つこと。そんなアンドレを見て、シルヴィーは密かに思う。彼女は「将来書物にその人生が記される天才少女の一人に違いない」と。二人は共に成長し、政治、正義、芸術、文学について何時間も語り合い、彼女たちだけの世界を築いていく。しかし、大学に入り、大人になるにつれて周囲から“離れがたき二人”と呼ばれていた友情にも避けることのできない終わりが近づき―。シモーヌ・ド・ボーヴォワールの親友エリザベット・ラコワン―ザザ―に捧げられて執筆されるも、生前は未発表だった小説が、当時の書簡や写真資料、養女のあとがきを交え、半世紀以上の時を経て刊行。 |
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出版社・メーカーコメント
20世紀初頭のパリ。少女シルヴィーは、厳格なブルジョワ家庭で育ちながらも自由を求めて反抗して生きる、ある少女と出会った。たがいに強く惹かれ合う二人の友愛は、永遠に続くはずだった――。1954年に執筆されるも、発表される事のなかった幻の小説を刊行。