• 本

いっぱしの女

新版

ちくま文庫 ひ8−2

出版社名 筑摩書房
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-480-43755-6
4-480-43755-X
税込価格 770円
頁数・縦 209P 15cm
シリーズ名 いっぱしの女

商品内容

要旨

あなた、やっぱり処女なんでしょ―。「少女小説家」は嘲笑された。『なんて素敵にジャパネスク』『クララ白書』ほかベストセラーを多数送り出し、セクハラという言葉が世間に登場し始めた頃、「いっぱし」の年齢・三十歳を超えた著者。女としてただ社会に在るだけで四方八方から襲い来る違和感を、まっすぐに、そして鮮やかに描いた不朽のエッセイが満を持して復刊!

目次

いっぱしの女の“夢の家”(バーブラとミドラー
夢の家で暮らすために
詠嘆なんて大嫌い
とてもすばらしかった旅行について
一番とおい他人について)
いっぱしの女のため息(一万二千日めの憂鬱
俗物あり
さようなら女の子
レズについて
〈妹の力〉と〈女の大義〉)
いっぱしの女から男たちへ(なるほど
年表をめくる意味について
ブラキストン線について
シュプレヒコールの歌
それは決して『ミザリー』ではない)
いっぱしの女の生きる時代(愕然の日々
ありふれた日の夜と昼について
羅生門をめぐる連想
やっぱり評論もよみたい)
対談 いっぱしの女大いに語る―高泉淳子+氷室冴子

出版社・メーカーコメント

時を経てなお生きる言葉のひとつひとつが、呼吸を楽にしてくれる――。大人気小説家・氷室冴子の名作エッセイ、待望の復刊! 解説 町田そのこ

著者紹介

氷室 冴子 (ヒムロ サエコ)  
1957年、北海道岩見沢市生まれ。1977年、「さようならアルルカン」で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞し、デビュー。集英社コバルト文庫で人気を博した多数の小説作品がある。2008年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)