日本的思考の原型 民俗学の視角
ちくま学芸文庫 タ34−2
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2021年7月 |
ISBNコード |
978-4-480-51074-7
(4-480-51074-5) |
税込価格 | 1,100円 |
頁数・縦 | 209P 15cm |
商品内容
要旨 |
ふとした時に表れる日本人独特の感覚。自分の湯呑みを他人に使われてしまった時の気まずさなどはその一例といえるだろう。高取によればこの感覚は、自己の範囲を所有するモノや所属する集団にまで広げて認識していた近代以前の名残だという。また祖先としての神、他所から来る神という二種の神観念があるのも、定住だけでなく漂泊もまた少なくなかった前近代の暮らし方に由来するという。本書はそうしたわれわれの感覚や習慣を形作ってきたさまざまな事例を挙げ、近代的な自我と無意識下の前近代が交錯する日本人の精神構造を明らかにする。民俗学の傑作にして恰好の入門書。 |
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目次 |
第1章 エゴの本性(個人のシンボル |
出版社・メーカーコメント
何気なく「そういうものだ」と思っている習俗習慣は、先祖たちの暮らしの蓄積が生んだものだった。われわれの深層心理から、日本の歴史を読みとく。