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死者の告白 30人に憑依された女性の記録

出版社名 講談社
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-06-523403-7
4-06-523403-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 270P 20cm

商品内容

要旨

震災後、30名を超える死者に憑かれた20代の女性―。その体験を、除霊した古刹の住職と彼女の証言から書き起こした、彷徨える魂の記録。

目次

第1部 予兆(「おにぎりが食べたい」と言った男子高校生の思い
下半身がない海軍軍人が守りたかった家族の未来
「除霊」の儀式はどう行われたのか
5歳の男の子の魂に感じた罪の意識)
第2部 乱入(「娘をさがしに行かせろ」と叫ぶ死者の慟哭
弟の手を離した少女の後悔
津波で家族を喪ったことに耐えられなかった男性の霊
津波から逃げ遅れた妊婦が伝えたかったこと
餓死した犬は最期に何を見たのか?)
第3部 祈り(愛する老妻を1人残して死んだおじいさんの心配
死にたくなかったと訴える大学生の苦悶
2人の子供を残して亡くなった母親の無念
福島原発で亡くなった男性が訴える家族への心残り
「父より先に死んだぼくは、地獄に落ちますか?」12歳の祈り)

著者紹介

奥野 修司 (オクノ シュウジ)  
ノンフィクション作家。『ナツコ―沖縄密貿易の女王』で、講談社ノンフィクション賞と大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)