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孤独は社会問題 孤独対策先進国イギリスの取り組み

光文社新書 1144

出版社名 光文社
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-334-04552-4
4-334-04552-9
税込価格 946円
頁数・縦 245P 18cm

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要旨

高齢者をはじめとする単身世帯の増加、ひきこもり問題、コロナ禍に伴う孤立の不安などに対処するべく日本政府は2021年2月、内閣官房に「孤独・孤立対策室」を設置、坂本哲志内閣府特命担当相を「孤独・孤立担当大臣」に任命した。孤独問題を担当する大臣の設置は、英国に次ぐ世界で2例目となる。本書では、英国における2018年の世界初「孤独担当大臣」設置の経緯やその狙い、現状を解説。また、それ以前からの英国の慈善団体の活動や、そのパトロンである英国王室の役割などを紹介し、彼の国の社会に根づく弱者への思いやりの精神を浮かび上がらせる。高齢者を孤立や孤独感から救い、社会と密接につながりながら自らの価値を認識してもらうことをめざす慈善団体は、「高齢者の夢をかなえる」というユニークなイベントを実施。コミュニティーが自発的に高齢者たちの助けとなれる仕組みを提供している。著者は企業広報誌の編集長を経てフリーのジャーナリストに。女性、教育、社会問題、異文化、王室をテーマに取材。1983年よりニューヨークに5年、95年よりロンドンに6年ほど住む。元・お茶の水女子大学講師。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年8月24日]

商品内容

要旨

二〇一八年一月、テリーザ・メイ首相(当時)は「孤独は現代の公衆衛生上、最も大きな課題の一つ」として世界初の「孤独担当大臣」を設けた。英国家庭医学会によると、孤独は肥満や一日十五本の喫煙以上に体に悪く、孤独な人は、社会的なつながりを持つ人に比べ、天寿を全うせずに亡くなる割合が一・五倍に上がるという。欧州連合(EU)離脱後も混乱が続くイギリス社会で、いま何が起きているのか。孤独担当相の設立経緯から、社会に根付く弱者への思いやり、チャリティー団体の細やかな目配り、そして英王室の役割まで、イギリス社会を見続けてきたジャーナリストによる、現地からの報告。

目次

第1章 孤独担当大臣の創設
第2章 孤独を救う一歩
第3章 英王室の役割
第4章 ノブレス・オブリージュ
第5章 ロンドンを歩けば
第6章 弱者を切り捨てない社会

著者紹介

多賀 幹子 (タガ ミキコ)  
東京都生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。企業広報誌の編集長を経てフリーのジャーナリストに。元・お茶の水女子大学講師。1983年よりニューヨークに5年、’95年よりロンドンに6年ほど住む。女性、教育、社会問題、異文化、王室をテーマに取材。執筆活動のほか、テレビ出演・講演活動などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)