• 本

近代アジアの啓蒙思想家

講談社選書メチエ 752

出版社名 講談社
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-06-524177-6
4-06-524177-4
税込価格 1,870円
頁数・縦 245P 19cm

商品内容

要旨

西欧に生まれた「啓蒙思想」が、現在のアジアを作った。いちはやく西洋に学び、アジア諸国の先行例となった福沢諭吉。中国共産党の創設者・陳独秀と、文学革命を謳った胡適。インドネシアの女性運動の先駆者、カルティニ。さらに、インドのネルーとガンディー、朝鮮の儒教知識人・朴泳孝、日本に学んだベトナムのファン・ボイ・チャウなど、先覚者たちの波乱の生涯と、近代アジアの苦闘の歴史。

目次

はじめに―「啓蒙思想」は過去のものか?
序章 啓蒙思想の誕生と明治日本
第1章 ヨーロッパは革命の賜物だ―中国 陳独秀と胡適
第2章 それは私の一生の望みです!―インドネシア カルティニとハッタ
第3章 われわれの人生は、枯木に行く手を塞がれている―インド ネルーとガンディー
第4章 残念ながら私はわが国に生まれた―朝鮮・ベトナム・タイ・シンガポール・トルコ
終章 一身にして二生を経るが如く―近代アジアの共通体験

出版社・メーカーコメント

西欧思想の衝撃をいかに受け止めたか。福沢諭吉、陳独秀、ネルー、カルティニ、ファン・ボイ・チャウら、アジア知識人の苦闘の歴史。

著者紹介

岩崎 育夫 (イワサキ イクオ)  
1949年、長野県生まれ。立教大学文学部卒業。アジア経済研究所地域研究第一部主任調査研究員、拓殖大学国際学部教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)