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日本古代の環境への心性史 感性から読み解く環境史

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-642-04663-3
4-642-04663-1
税込価格 7,480円
頁数・縦 370,7P 22cm

商品内容

要旨

疫病や津波、地震など、さまざまな自然災害に直面した古代の人々。彼らは身近な人間も含めて、周囲の環境に五感を介して、何を感じ取っていたのか。そこには実際の環境だけではなく、異界や異類の想像力の世界も拡がっていた。生物学の環世界説を基点に、地域・階層・時代差を軸に、環境への心性史を構築する。感性から読み解く人間と環境の関係史。

目次

序章 日本古代の環境への心性史論―問題の所在
第1章 日本古代の心性史と環境史
第2章 九世紀陸奥海溝地震・津波と環境への心性史
第3章 古代の人々と化身―『今昔物語集』を中心に
第4章 古代の人々の心性とまなざし
第5章 古代の視覚―異界、異類との関係をめぐって
第6章 古代の仏像の世界
第7章 『今昔物語集』と環境への心性史
終章 雪を感じる―古代の人々の心性

著者紹介

三宅 和朗 (ミヤケ カズオ)  
1950年東京都に生まれる。1980年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学名誉教授、博士(史学・慶應義塾大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)