• 本

ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論

星海社新書 187

出版社名 星海社
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-06-524327-5
4-06-524327-0
税込価格 1,210円
頁数・縦 268P 18cm

商品内容

要旨

「書き出しが決まらない」「キーボードに向き合う気力さえ湧いてこない」「何を書いてもダメな文章な気がする」…何かを書きたいと思いつめるがゆえの深刻な悩みが、あなたにもあるのではないでしょうか?本書は「書く」ことを一生の仕事としながらも、しかしあなたと同じく「書けない」悩みを抱えた4人が、新たな執筆術を模索する軌跡を記録しています。どうすれば楽に書けるか、どうしたら最後まで書き終えられるか、具体的な執筆方法から書くことの本質までを縦横無尽に探求し、時に励まし合い、4人は「書けない病」を克服する手がかりを見つけ出します。さあ、あなたも書けない苦しみを4人と哲学し、分かち合い、新たなライティングの地平へと一緒に駆け出していきましょう!

目次

座談会その1 挫折と苦しみの執筆論(「書くこと」はなぜ難しいのか?
制約と諦めのススメ
「考えること」と「書くこと」)
執筆実践―依頼:「座談会を経てからの書き方の変化」を8000文字前後で執筆してください。(断念の文章術(読書猿)
散文を書く(千葉雅也)
書くことはその中間にある(山内朋樹)
できない執筆、まとめる原稿―汚いメモに囲まれて(瀬下翔太))
座談会その2 快方と解放への執筆論(どこまで「断念」できたか?
「執筆」の我執から逃れ自由に「書く」)

著者紹介

千葉 雅也 (チバ マサヤ)  
哲学者。1978年、栃木県生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。ジル・ドゥルーズを中心とするフランス現代思想の研究、美術・文学・ファッションなどの批評、小説『デッドライン』(新潮社)など、領域横断的な執筆を展開している
山内 朋樹 (ヤマウチ トモキ)  
美学者、庭師。1978年、兵庫県生まれ。京都教育大学教育学部准教授。庭や街のフィールドワーク研究を軸に、現代の庭の可能性を理論と実践の両面から探求している
読書猿 (ドクショザル)  
読書家。正体不明。メルマガ「読書猿」で書評活動を開始し、現在はブログでギリシャ哲学から集合論、現代文学からアマチュア科学者教則本、日の当たらない古典から目も当てられない新刊までオールジャンルに書籍を紹介している
瀬下 翔太 (セシモ ショウタ)  
編集者、ディレクター。1991年、埼玉県生まれ。NPO法人bootopia代表理事。慶應義塾大学環境情報学部卒業。批評とメディアの運動体「Rhetorica」の企画・編集を行う。2015年に島根県鹿足郡津和野町へ拠点を移し、2021年春まで高校生向け下宿を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)