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馬のこころ 脳科学者が解説するコミュニケーションガイド

フェニックスシリーズ 124

出版社名 パンローリング
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-7759-4253-6
4-7759-4253-0
税込価格 3,080円
頁数・縦 419P 19cm

商品内容

要旨

本書では、人間の脳と馬の脳の相違点と類似点を分析し、「見る」「学ぶ」「恐れる」「信頼する」「集中する」などの能力を双方の観点から解説します。脳の仕組みを理解すれば、馬が思い通りに動いてくれないのも、まるで自分の心を察しているかのように動いてくれるのも、すべて脳の原則通りなのだと実感できるでしょう。お互いの気持ちを理解し合ったとき、馬にとって最適なコミュニケーションがとれるようになります。それこそが、真のホースマンシップなのです。「馬のこころ」に逆らってストレスを与えるような方法を排除するとともに、馬と人間が揺るぎない信頼感を育むためのコミュニケーション方法を伝授します。

目次

1 人間社会に生きる動物たち(ウマと人間の最強チーム
脳を進化させる)
2 周りの世界を感知する(ウマにはどう見えているのか
視覚に関する調教
ねえ、聞いた?
嗅覚と味覚の力
知覚を統合させる
感触による双方向のコミュニケーション
乗馬脳をつくる)
3 人間のためのウマになるよう学習する(ウマはどのようにして学ぶのか
負の強化
報酬による調教
よい振る舞いに気づく
間接的な調教
ゆったり構えればうまくいく)
4 注意、感情、そして計画性(ウマの注意を引く
ウマの注意を引き留める
ウマの感情
ウマの悪口)
5 ホースマンシップは知識だけではない(真のホースマンシップとは)

著者紹介

ジョーンズ,ジャネット・L. (ジョーンズ,ジャネットL.)   Jones,Janet L.
ウマの調教や騎乗者の指導に脳科学を取り入れる認知科学者。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で認知科学の博士号を取得したのち、知覚、言語、記憶、思考に関する神経科学を23年にわたって教えてきた。大規模な厩舎で長年ウマの調教を行い、その後、調教関連の事業を自ら立ち上げて軌道に乗せる。何百頭もの若いウマや問題のあるウマを調教しながら、ハンター、障害飛越、ホルター、レイニング、ウエスタンプレジャーなどの競技大会に出場してきた経験を持つ
尼丁 千津子 (アマチョウ チズコ)  
英語翻訳者。神戸大学理学部数学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)