発現
文春文庫 あ65−8
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2021年8月 |
ISBNコード |
978-4-16-791734-0
(4-16-791734-3) |
税込価格 | 792円 |
頁数・縦 | 258P 16cm |
商品内容
要旨 |
「おかしなものが見える」憔悴しきった姿で、兄が実家に戻ってきた。大学生のさつきは、心の病だと信じて兄を気遣うが、そのうち自分の眼にも咲き乱れる被岸花と少女が映りはじめる。これは本当に病なのか、それとも―昭和と平成、二つの時代をまたいで繋がる「恐怖」の正体とは?戦慄の長編小説。中島京子氏との対談収録。 |
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出版社・メーカーコメント
「おかしなものが見える」憔悴しきった姿で実家に戻ってきた兄。 お兄ちゃん、あの時の母さんと同じ顔してる―大学生のさつきは、幼い頃に亡くした母の顔を思い出し衝撃を受けるが、心の病と信じて兄を気遣う。しかし、さつきの眼にも咲き乱れる彼岸花と少女のイメージが映りはじめた。これは本当に病なのだろうか? 昭和四十年、ある男が橋から身を投げて死んだ。男はシベリア抑留を生き延びて帰国し、幸せにくらしていたはずだったのになぜ――その橋の脇には、彼岸花が咲いていたという。 昭和と平成、二つの時代をまたいで繋がる「恐怖」の正体とは? 大ヒット160万部ファンタジー「八咫烏シリーズ」の著者が描く戦慄のノンジャンル長編。