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牧水の恋

文春文庫 た31−10

出版社名 文藝春秋
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-16-791741-8
4-16-791741-6
税込価格 858円
頁数・縦 313P 16cm

商品内容

要旨

白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ―若山牧水は恋人・小枝子との身も心も激しく燃える恋のさ中、どんな思いでこの歌を詠んだのか。俵万智が牧水の歌を確かな鑑賞で読み込み、恋愛を鮮やかに蘇らせる。「牧水の恋」そのものが、ひとつの生き物のように感じられる、と堺雅人氏も絶賛の画期的評伝。

目次

幾山河越え去り行かば
白鳥は哀しからずや
いざ唇を君
牧水と私
疑ひの蛇
わが妻はつひにうるはし
わかれては十日ありえず
私はあなたに恋したい
酒飲まば女いだかば
眼のなき魚
わが小枝子
若き日をささげ尽くして
エピローグ わすられぬ子

著者紹介

俵 万智 (タワラ マチ)  
1962年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部卒。87年刊行の歌集『サラダ記念日』で翌年、第32回現代歌人協会賞を受賞。以降、幅広い執筆活動を行い、96年より読売歌壇の選者を務める。歌集に『プーさんの鼻』(第11回若山牧水賞)など。2004年、『愛する源氏物語』で第14回紫式部文学賞、19年に『牧水の恋』で第29回宮日出版文化賞特別大賞、21年に歌集『未来のサイズ』で第36回詩歌文学館賞、第55回迢空賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)