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「アイドルの国」の性暴力

出版社名 新曜社
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-7885-1734-9
4-7885-1734-5
税込価格 3,190円
頁数・縦 282P 20cm
シリーズ名 「アイドルの国」の性暴力

商品内容

要旨

現代日本はアイドルが活躍する「平和な国」である。しかし一方で「慰安婦」問題という難題もかかえている。二つを結びつけたとき、「アイドルの国」は戦争の影をおび、性暴力にあふれた場所に見えてくる。「性の商品化」「身体の経済化」として現象する現代日本の暴力を、文学と社会風俗を対比しつつ鋭く暴いていく力作評論。

目次

第1部 アイドルとナショナリズム(アイドルと戦争の風景
アイドルとJKの間
ポルノグラフィと傷
革命とジェンダー)
第2部 「慰安婦」をめぐる想像力(「慰安婦」と情動
戦争と恋愛のトリック
記憶のなかの戦時性暴力)

著者紹介

内藤 千珠子 (ナイトウ チズコ)  
1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、大妻女子大学文学部教授。近現代日本語文学、ジェンダー研究。著書:『帝国と暗殺―ジェンダーからみる近代日本のメディア編成』(新曜社、2005年、女性史学賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)