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「文化昆虫学」の教科書 神話から現代サブカルチャーまで

出版社名 八坂書房
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-89694-288-0
4-89694-288-4
税込価格 2,640円
頁数・縦 311P 21cm

商品内容

要旨

「あなたの情はセミの羽のように薄い」と夫を難詰した『蜻蛉日記』の作者。クモの糸のおかげで九死に一生を得た源頼朝。蛾に想いを託した幕末のヒーロー土方歳三。バッタの跳躍力をまとった仮面ライダー。日本人と昆虫との奇妙な関係を探る“文化昆虫学”のエッセンスが詰まった新しい教科書誕生!

目次

第1部 文化昆虫学とは何か(文化昆虫学の定義
文化昆虫学の研究における注意点)
第2部 文化のなかの虫たち―神話から現代サブカルチャーまで(トンボ―近代以降に創られた郷愁の虫
バッタとコオロギ―文化的に二分されるバッタ目昆虫
セミ―文化昆虫学的論点を欠く虫 ほか)
第3部 文化昆虫学の諸相(神話の文化昆虫学
令和新時代の文化昆虫学
日本文化史における虫たちの覇権争い)

著者紹介

保科 英人 (ホシナ ヒデト)  
昭和47年神戸市生まれ。平成12年九州大学大学院農学研究科博士課程修了、博士(農学)。現在、福井大学教育学部教授、日本甲虫学会和文誌編集委員長、福井県環境審議会野生生物部会長、環境省希少野生動植物種保存推進員。専門:文化昆虫学、科学史、土壌性甲虫分類学
宮ノ下 明大 (ミヤノシタ アキヒロ)  
昭和39年鹿児島県生まれ。平成5年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了、博士(農学)。現在、国立研究開発法人農研機構主席研究員。法政大学兼任講師、都市有害生物管理学会会長。専門:応用昆虫学、文化昆虫学
高田 兼太 (タカダ ケンタ)  
昭和49年大阪市生まれ。平成17年金沢大学大学院自然科学研究科博士課程中退、理学修士。現在、団体職員(在野研究者)、日本甲虫学会会員。専門:文化昆虫学、昆虫生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)