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吉田健一随筆集

平凡社ライブラリー 921

出版社名 平凡社
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-582-76921-0
4-582-76921-7
税込価格 1,650円
頁数・縦 239P 16cm

商品内容

要旨

文学、旅、酒、食、そして友…。該博な知識で森羅万象を闊達に論じ、人生の愉しみを自在に綴る吉田健一の芳醇な随想。戦後すぐの初期作「英国と英国人」から、名作『金沢』の舞台となった街を綴った文章群、そして晩年の文芸批評の佳作までを、盟友たる文芸評論家・中村光夫が精選。虚実のあわいに遊ぶ名短篇「酒宴」を併録。

目次

英国と英国人
余生の文学
F.L.ルカス
ボオドレエル
ヴァレリイのこと
不思議な国のアリス
パリ再訪
或る田舎町の魅力
道草
金沢
金沢、又
金沢、又々
東京の町
我が町
昼間の火事
ピアノ

英語上達法
私の修業時代
腰弁になるの記

私の食物誌(抄)
酒宴

出版社・メーカーコメント

文学、旅、酒、食……。該博な知識で森羅万象を闊達に論じ、人生の愉しみを自在に綴る吉田健一の芳醇な随想を、盟友中村光夫が精選。虚実のあわいに遊ぶ名篇「酒宴」を併録。

著者紹介

吉田 健一 (ヨシダ ケンイチ)  
1912年、東京生まれ。ケンブリッジ大学で学び、帰国後、翻訳家、文芸評論家、さらに小説家として健筆をふるう。『シェイクスピア』『瓦礫の中』で読売文学賞、『日本について』で新潮社文学賞、『ヨオロッパの世紀末』で野間文芸賞を受賞。77年歿
中村 光夫 (ナカムラ ミツオ)  
1911年、東京生まれ。東京帝国大学仏文科卒。39年、吉田健一らと同人誌「批評」を創刊。49年より明治大学教授。『二葉亭四迷伝』『汽笛一声』で読売文学賞、『贋の偶像』で野間文芸賞を受賞。日本ペンクラブ会長も務めた。日本芸術院会員、文化功労者。88年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)