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明治国家と柳田国男 「地方」をめぐる「農」と「民俗」への探求

出版社名 弦書房
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-86329-230-7
4-86329-230-9
税込価格 2,640円
頁数・縦 358P 19cm

商品内容

要旨

柳田が描いた真の近代化への途を探る。近代化への煩悶と明治国家の再編を迎えた明治四十年代、その解決策を反近代的手法である民俗学に求めた。明治国家官僚にしてフィールドワーカー・柳田の柔軟性と多様性に富んだ学問と思想をたどる。

目次

1 明治国家官僚への途(柳田国男の少年体験
柳田国男の青年体験―抒情と屈折
明治国家官僚―「農」と「民俗」 ほか)
2 明治近代主義への懐疑―民俗への志向(明治近代主義への懐疑と批判
明治国家の再編運動―地方改良の理念
明治四十年代―柳田国男の思想と行動 ほか)
3 学問体系の樹立(モダニズムと柳田国男
自己認識の学―常民の思想)
近代日本思想史研究と柳田国男

著者紹介

菊池 清麿 (キクチ キヨマロ)  
1960年生まれ。岩手県宮古市出身。明治大学政経学部政治学科卒。同大学大学院政治経済学研究科修了(修士)。音楽評論・歴史家。橋川文三に日本政治思想史、後藤総一郎に柳田国男の思想を学ぶ。柳田学の近代と反近代の諸問題をテーマに日本の近代大衆音楽の分野において、藤山一郎、中山晋平、古賀政男、服部良一、古関裕而などの人物評伝など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)