京都学派と自覚の教育学 篠原助市・長田新・木村素衞から戦後教育学まで
出版社名 | 勁草書房 |
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出版年月 | 2021年8月 |
ISBNコード |
978-4-326-25153-7
(4-326-25153-0) |
税込価格 | 8,250円 |
頁数・縦 | 582,59P 22cm |
商品内容
要旨 |
生命と歴史をつなぐ「自覚の教育学」の展開。大正新教育、国民自覚の教育学、戦時期の錬成思想、戦後の教育基本法、そして「期待される人間像」、日本の教育・教育学は京都学派の「自覚」の哲学に色濃く影響を受けてきた。京都学派の哲学を読み直すところから、日本教育学説史・思想史のコンテクストの大胆な描き直しを試行する。 |
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目次 |
京都学派の哲学を中心に日本教育学を描きだす試み |
出版社・メーカーコメント
西田幾多郎、田邊元らを中心とする京都学派の哲学と、戦前・戦後の日本の教育学との思想的連関を検討し、その連続性を明らかにする。京都学派の哲学は、戦前・戦後の日本の教育学にいかなる影響を与えたのか。従来、それぞれが孤立して見えていた1910年代から60年代の日本の教育学・教育思想の多様な試みを、京都学派の哲学を中軸に通観することにより、「自覚の教育学」として互いに有機的につながったシステムの運動=展開として捉えうることを示す。