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アジア開発史 政策・市場・技術発展の50年を振り返る

出版社名 勁草書房
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-326-50484-8
4-326-50484-6
税込価格 4,400円
頁数・縦 563P 22cm

商品内容

要旨

アジアはどう発展したのか。アジアに特有の成長モデルはあったのか。アジア開発銀行の46の開発途上加盟国・地域のすべてをカバーし、その急速な変容をジェンダーや気候変動を含めた15の観点から取り上げる。中国やインド、その他の新興国も加え、1993年に刊行された世界銀行の『東アジアの奇跡』を書き換える、アジア理解に必読の書。第15回樫山純三賞(特別賞)を受賞。

目次

アジア開発の50年:概観
市場・国家と制度の役割
構造転換のダイナミクス
農業の近代化と農村の開発
成長の原動力としての技術的進歩
教育・保健と人口動態
投資・貯蓄・金融
インフラ開発
貿易・外国直接投資・経済開放
マクロ経済安定化の取り組み
貧困削減と所得分配
ジェンダーと開発
環境の持続可能性と気候変動
多国間・二国間開発資金の貢献
アジアにおける地域協力・統合の強化
付属資料

出版社・メーカーコメント

戦後のアジア開発途上国の経済的成功の理由は何か。経済成長、産業構造の転換、貧困削減、保健や教育の改善などの指標から読み解く。日本や新興工業経済地域(NIEs:韓国、シンガポール、香港、台湾)、いくつかの東南アジア諸国だけでなく、46のアジア開発銀行の開発途上加盟国・地域(アジア開発銀行からの借入卒業国であるNIEsを含む)のすべてをカバーし、戦争直後から現代に至るまでの長期間について、その急速な変遷をより幅広い観点から取り上げる。

著者紹介

澤田 康幸 (サワダ ヤスユキ)  
1999年スタンフォード大学経済学部博士課程修了Ph.D.現在、東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授。アジア開発銀行(ADB)チーフエコノミスト兼経済調査地域統合局長(2021年8月まで)。専門分野:開発経済学、災害の経済学、政策実験、フィールド調査。主な著書・論文・受賞歴など:「市場と経済発展」(東洋経済新報社、2006年、共編、大平正芳記念賞受賞)、『自殺のない社会へ』(共著、第56回日経・経済図書文化賞受賞、2013年)など。その他受賞歴に、2009年第2回円城寺次郎記念賞、2010年度第5回日本国際経済学会小島清賞(研究奨励賞)、2011年日本経済学会石川賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)