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土になる

出版社名 文藝春秋
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-16-391428-2
4-16-391428-5
税込価格 1,870円
頁数・縦 270P 図版18P 20cm

商品内容

要旨

有明海を望み、雲仙岳を見晴らす熊本の地で、師匠ヒダカさんの背中を見ながら畑を始めた。日々成長する野菜たちに向き合うこと。それは生命を取り戻していく過程そのものだった。作ること、変化することをめぐる冒険!

出版社・メーカーコメント

今、僕は自分自身と完全に一つになったような気がする。それ以上の平安がどこにあるだろうか。それが鳥であり、猫であり、虫じゃないか。地に足をつけるとは、このことを言うのではないか。土に聞くまでもない。僕が土になったのだから――。有明海を臨み、雲仙岳を見晴らし、故郷の河内につながる熊本の地で、師匠ヒダカさんの背中を見ながら畑を始めた。日々畑に足を運び、成長する野菜たちと付き合うこと。それは生まれてこのかた、土から遠く離されていたことに気づき、生命を取り戻していく過程そのものだった。「つくる」ための実践的哲学書。ヘンリー・ソロー『森の生活』、現代版誕生!!

著者紹介

坂口 恭平 (サカグチ キョウヘイ)  
1978年、熊本県生まれ。2001年、早稲田大学理工学部卒業。作家、建築家、絵描き、音楽家、「いのっちの電話」相談員など多彩な顔を持ち、いずれの活動も国内外で高く評価される。『幻年時代』(幻冬舎文庫/熊日出版文化賞受賞)ほか著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)