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メディアの未来 歴史を学ぶことで、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、SNSの将来は導き出せる

出版社名 プレジデント社
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-8334-2429-5
4-8334-2429-0
税込価格 3,630円
頁数・縦 544,38P 20cm

商品内容

要旨

2050年、2100年、ジャーナリストという職業はこれまで以上に重要になる。欧州最高峰の知性が、メディアと民主主義にエールを送る。

目次

君主のニュース、大衆のニュース―三万年前から近代の夜明けまで
使者の時代―一世紀から一四世紀まで
印刷革命―一四〇〇年から一五九九年まで
近代における活字ニュースの始まり―一七世紀
表現の自由、ジャーナリズムと民主主義―一八世紀初頭から産業革命前まで
出版、「大衆の自由の大きな盾」―一七八八年から一八三〇年まで
他人よりも先にすべてを把握する―一八三〇年から一八七一年まで
進歩を活かす―一八七一年から一九一八年まで
読む、聞く、そして見る―一九一九年から一九四五年
三大メディアの黄金時代―一九四五年から二〇〇〇年まで〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

未来を占うための法則は、必ず過去から導き出せる。いつの時代も人間は、自分自身を脅かすこと、他者を害すること、他者を利することを知る必要があった。大衆が自分たちの暮らす村が属する帝国の文民、軍人、宗教家から情報を得るようになったのは、つい最近のことだ。印刷術の発展で文章が拡散し、手紙の伝達やジャーナリストの登場を経て、新聞、通信社、雑誌、広告、写真、電話、ラジオ、映画、漫画、テレビ、インターネットさらにSNSが出現。時代を経るごとに、メディアはどんどんその形態を変えてきている。情報の利用は、常に権力者とのせめぎ合いでなされてきた。また、現実と仮想を切り分けることが難しくなり、嗜好や意識さえもホログラムなどの人工物やクローンに移し替え可能な時代になればなるほど、問われるのは、「メディアの歴史における確信は人間の条件」なのだ。この物語が綴る壮大な数々の冒険に対する驚きを、是非読者のみなさんにも味わって頂きたい。

著者紹介

アタリ,ジャック (アタリ,ジャック)   Attali,Jacques
1943年アルジェリア生まれ。フランス国立行政学院(ENA)卒業、81年フランソワ・ミッテラン大統領顧問、91年欧州復興開発銀行の初代総裁などの、要職を歴任。政治・経済・文化に精通することから、ソ連の崩壊、金融危機の勃発やテロの脅威などを予測し、2016年の米大統領選挙におけるトランプの勝利など的中させた
林 昌宏 (ハヤシ マサヒロ)  
1965年名古屋市生まれ。翻訳家。立命館大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)