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メタファーとしての発酵

Make:Japan Books

出版社名 オライリー・ジャパン
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-87311-963-2
4-87311-963-4
税込価格 2,200円
頁数・縦 159P 19cm

商品内容

要旨

『発酵の技法』の著者が、微生物による変成作用である「発酵」をメタファーとして、人間の心と社会が変容、再生していく姿を考える。困難な時期に必要な変化を生み出すための一冊。

目次

表面の複雑さと見えないものの美しさ
メタファーとしての発酵
必要とされているのは、泡立つ変容をもたらす発酵の力だ
対バクテリア戦争
純粋と汚染
マイクロバイオポリティクス(微生物をめぐる政治学)
政治的な武器としての純粋さと汚染
純血の誤謬
完璧な防御境界という幻想
清浄な食品〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

『発酵の技法』著者による発酵を通して現代の諸問題を考える!本書は『発酵の技法』の著者、Sandor Ellix Katzによるエッセイです。発酵料理の専門家という枠を超えて、発酵カルチャーのリーダーとしても知られる著者が、天然の素材を微生物が変容させることで、別のものに作り替えてしまう「発酵」という過程を、政治、宗教、社会、文化、そして個人のアイデンティティ、セクシュアリティ、思考に適用させることを考えていきます。監訳のドミニク・チェン氏の解説も収録。

著者紹介

キャッツ,サンダー・エリックス (キャッツ,サンダーエリックス)   Katz,Sandor Ellix
発酵リバイバリスト(復興主義者)。テネシー州の農村部に居住し、独習しながら実験を行う彼は、発酵に関する2冊のベストセラー『天然発酵の世界』(築地書館)と『発酵の技法』(オライリー・ジャパン)の著者である。後者は2013年にジェイムズ・ビアード財団賞を受賞している
チェン,ドミニク (チェン,ドミニク)  
1981年生まれ。博士(学際情報学)。情報学研究者。NTT InterCommunication Center(ICC)研究員、株式会社ディヴィデュアル共同創業者を経て、早稲田大学文化構想学部准教授。ぬか床ロボット「Nukabot」などの開発を通して、テクノロジーと人間、そして自然存在の関係性を研究している
水原 文 (ミズハラ ブン)  
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)