• 本

バイヤード・ラスティンの生涯 ぼくは非暴力を貫き、あらゆる差別に反対する

出版社名 合同出版
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-7726-1467-2
4-7726-1467-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 222P 22cm

商品内容

要旨

バイヤードは、暴力に頼らずにトラブルを起こす達人でした。第二次大戦中、非暴力が正しいと信じて刑務所に入ることを厭わない勇気を持っていましたし、1963年の「雇用と自由を求めるワシントン大行進」を成功させた、頭脳明晰な人でもあります。キング牧師のような、当時はまだ若い指導者たちに非暴力の闘い方を教え、そうした人たちを公民権運動で強い影響力を持つ人物に育て上げた謙虚な人でした。

目次

キング牧師の陰に隠れて
大家族
地下鉄道
一番になる
抗い続けて
非暴力の力
非暴力直接行動
戦争はまちがっている
ジム・クロウのバス
人種差別のある軍隊
鎖につながれて
非暴力に定評のある人物
「病」
バスボイコット運動
裁判闘争から直接行動へ
お払い箱にされて
ワシントン大行進の立て役者
「わたしには夢がある」
暴動
キング牧師暗殺
ゲイの人権
自由の鐘を鳴らそう
考えてみよう 議論してみよう
バイヤード年譜

著者紹介

ハウトマン,ジャクリーン (ハウトマン,ジャクリーン)   Houtman,Jacqueline
フリーランスの作家。ウィスコンシン州マディソン市にあるウィスコンシン大学で、病原微生物学の博士号を取得。大人向けにも子ども向けにも、科学読み物を多数執筆。夫とともに、バイヤードの故郷ペンシルベニア州ウエストチェスターでクエーカーの結婚証明書を取る。ウィスコンシン州在住
ネーグル,ウォルター (ネーグル,ウォルター)   Naegle,Walter
バイヤード・ラスティンが亡くなるまでの10年間、バイヤードの同性パートナーだった。バイヤードが国内の公民権運動と、国際問題、とりわけ難民問題や人権問題に取り組んでいた1977年に出会う。長年、非暴力や社会正義の問題に関心を持っており、バイヤードと共通の価値観や関心、信念を抱いていた。フォーダム大学を卒業後、A・フィリップ・ランドルフ教育基金でバイヤードとともに働き始める。1987年にバイヤードが亡くなると、彼の価値観や活動を広め、彼の業績を知ってもらうための民間の財団「バイヤード・ラスティン基金」の創設に尽力。2013年、同性パートナーとして、亡くなったバイヤードの代わりにホワイトハウスで大統領自由勲章を受け取った
ロング,マイケル・G. (ロング,マイケルG.)   Long,Michael G.
エリザベスタウン大学で宗教学や、平和や紛争についての学問を教える准教授。また、1950年代の公民権、宗教、政治、和平の構築についての本に作者、編集者として多数関わる。ジョージア州アトランタにあるエモリー大学から博士号取得。ペンシルベニア州在住
渋谷 弘子 (シブヤ ヒロコ)  
県立高校で27年間英語を教えたのち、翻訳の道に進む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)