• 本

山・原野・牧場 ある牧場の生活

ヤマケイ文庫

出版社名 山と溪谷社
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-635-04931-3
4-635-04931-0
税込価格 990円
頁数・縦 252P 図版16P 15cm

商品内容

要旨

北海道の大地に生き、日高の山々を愛した画家・坂本直行の若き日の画文集。昭和初期、日高山脈を望む十勝平野の開拓牧場で、厳しい開墾労働の日々をおくりつつ、家畜や野生動物との触れ合い、開拓農民の生活、終生愛し続けた原野の自然と日高の山々への思いを、みずみずしい筆で描く。

目次

山・高原・牧場(牧場の冬
春の歌
夏の歌
秋の歌
冬の序曲)
飯場の話

著者紹介

坂本 直行 (サカモト ナオユキ)  
1906(明治39)年釧路に生れる。札幌二中(現、札幌西高)から北海道帝国大学農学実科に進み、27(昭和2)年卒業。在学中は山岳部員として活躍。東京で園芸に従事したのち、29(昭和4)年、北海道に帰り、翌年から十勝平野の広尾で友人が営む野崎牧場で働く。さらに36(昭和11)年、同じ町の下野塚の未開拓地に入植し開拓に従事。34(昭和9)年1月、日高山脈コイカクシュサツナイ岳などに初登を記録、また37(昭和12)年1月、厳冬期ペテガリ岳をめざす北大隊に参加するなど、登山活動も行なう。困難な生活の余暇に日高など北海道の山野を主題に、絵筆をとり続け、雑誌「山」などに作品を掲載する。60(昭和35)年、画業を認められて山岳画家として立ち、農業から離れる。ネパールにもスケッチ旅行し、作品を残す。82(昭和57)年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)