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玄鳥さりて

新潮文庫 は−57−4

出版社名 新潮社
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-10-127375-4
4-10-127375-8
税込価格 693円
頁数・縦 323P 16cm

商品内容

要旨

富商の娘を娶り、藩の有力派閥の後継者として出世を遂げる三浦圭吾。その陰には、遠島になってまで彼を守ろうとした剣客・樋口六郎兵衛の献身と犠牲があった。十年後、島から戻った六郎兵衛。だが、二人は敵同士として剣を交えざるを得なくなる…。派閥争いに巻き込まれ、運命に翻弄されていく男たち。彼らは、何を守るために刀を振るうのか。真に大切なものを問う、葉室文学、円熟の遺作。

著者紹介

葉室 麟 (ハムロ リン)  
1951‐2017。北九州市小倉生れ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て2005(平成17)年『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。’07年『銀漢の賦』で松本清張賞を、’12年『蜩ノ記』で直木賞を、’16年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)