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ビッグデータが拓く医療AI

丸善ライブラリー 390 情報研シリーズ 24

出版社名 丸善出版
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-621-05390-4
4-621-05390-6
税込価格 836円
頁数・縦 210P 18cm

商品内容

要旨

待ったなしの少子高齢化社会。医療分野においては、担い手の過大な負担に直結。これまでと同規模、同質の医療サービスの提供は非常に困難となりつつあります。そのため、AIを医療分野に応用し、サービス水準を維持、さらには向上させる試みが、我が国だけでなく世界各所にて行われています。そしてそのために重要なのが研究プラットフォームの整備、運用です。本書では、AIの歴史を繙き、我が国の研究プラットフォームについて解説。現在までの成果、医療AIの課題と解決へ向けた研究動向を紹介します。

目次

第1章 AIは医療分野の頼もしい助っ人になる(ビッグデータを活用した医療AIへ高まる期待
未来の医療現場でAIはどんな役割を果たすの? ほか)
第2章 医療AIのカギは画像認識が握る(AIの歴史と画像認識
画像認識に求められるさまざまな役割)
第3章 NIIの医療ビッグデータ研究センターの挑戦(AIによる医療診断には大量のデータが不可欠
データをただ集めただけでは解析には使えない ほか)
第4章 個人情報保護法と医療データのややこしさを超えて(特別寄稿・佐藤一郎)(医療データ管理の目標は、「漏らさず」「使う」こと
個人情報の塊である医療情報の特殊性 ほか)
第5章 未来の医療に向けて(特別対談・永井良三×喜連川優)(データ連携と基盤整備が医療改革を促す
医療改革に求められる「データによる医療システムの制御」 ほか)

著者紹介

佐藤 真一 (サトウ シンイチ)  
国立情報学研究所医療ビッグデータ研究センターセンター長。国立情報学研究所教授。工学博士(東京大学)
村尾 晃平 (ムラオ コウヘイ)  
国立情報学研究所医療ビッグデータ研究センター特任准教授。博士(工学)(東北大学)
二宮 洋一郎 (ニノミヤ ヨウイチロウ)  
国立情報学研究所医療ビッグデータ研究センター特任研究員。歯科医師・発生生物学者。博士(学術)(東京医科歯科大学)
田井中 麻都佳 (タイナカ マドカ)  
編集・ライター。国立情報学研究所広報誌『NII Today』の編集デスクを務めるほか、書籍の企画・編集・執筆など幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)