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だいありぃ 和田誠の日記1953〜1956

出版社名 文藝春秋
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-16-391446-6
4-16-391446-3
税込価格 3,300円
頁数・縦 391P 21cm

商品内容

要旨

手書き文字のまま書籍化。

目次

だいありぃ1 1953年11月24日〜1954年4月28日 東京都立千歳高等学校2年(17歳)〜3年(18歳)
だいありぃ2 1954年4月29日〜1954年8月4日 東京都立千歳高等学校3年(18歳)
だいありぃ3 1954年8月5日〜1955年1月1日 東京都立千歳高等学校3年(18歳)
だいありぃ4 1955年1月2日〜1955年3月11日 東京都立千歳高等学校3年(18歳)
だいありぃ5 1955年3月12日〜1955年6月20日 東京都立千歳高等学校3年(18歳)〜多摩美術大学1年(19歳)
だいありぃ6 1955年6月21日〜1956年2月29日 多摩美術大学1年(19歳)

出版社・メーカーコメント

2019年10月に和田誠さんが旅立たれたあと、事務所から発見された1953年 1956年(都立千歳高等学校2年生から多摩美術大学1年生)の日記(ノート6冊分)を、手書き文字のまま書籍化。「試験中にもかかわらず何本も映画を観たり、大好きなアル・ジョルスンのレコードを集めたり、スケッチブックだけ持って修学旅行に行ったり、学園祭で劇の台本を書いたり、ジェイムス・ステュアートに出した手紙の返事がきて大喜びしたり、雑誌にスターの絵を描いて投稿したり……。日記の中には、17歳から19歳の和田さんのキラキラした青春が詰まっていました。(略)この日記には、和田さんの作品や感性の“たね”がたくさん隠されています。その後の人生を変えることになる貴重なエピソードもさらりと綴られています。1950年代へ宝探しに出かけるような気分で、楽しんでいただけたら幸いです」(和田誠さんの妻・平野レミさんの「この本について」より)「人の日記を読む、しかも書いた本人の知らないところで。背徳感から来るワクワクとゾクゾクと共に、僕はこの本を読み始めました。でも次第にその背徳感はどこかへ消えてしまっていました。なぜならこれはもはや日記ではない。日記を超えてしまっている。紛れもなく和田誠さんの『作品』だったからです」(三谷幸喜さんの「解説:和田少年のこと。」より)ノートの端に、のちに著書のタイトルになる映画『ジョルスン物語』に出てくるセリフ「お楽しみはこれからだ」がメモしてあるページ、うれしかった出来事や面白かった映画のタイトルが袋文字や太文字で書いてあるページ、ハリウッドスターが来日して行われた試写会の様子や集めていたサボテンをスケッチしたページ、友達からきた年賀状を模写したページ、映画館のチケットや電車の切符を貼ったページ……など、デザイナー・イラストレーターであった和田誠さんならではの、見た目も内容も楽しい日記です。欄外には日記に出てくる語句の脚注を入れました。〈和田誠さんの日記より〉「わざわざ勉強だけのために学校になんか来てやしない。学校の最大の楽しみは友だちだ。友だちをぬかして学校は考えられない」(高校3年のクラス分けが発表になり仲の良い友だちと離れてしまった1954年2月19日の日記)

著者紹介

和田 誠 (ワダ マコト)  
1936年生まれ。グラフィックデザイナー、イラストレーター。59年多摩美術大学卒業、ライトパブリシティに入社。68年からフリー。74年、講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。77年より「週刊文春」の表紙を担当。84年、映画「麻雀放浪記」を初監督。全部で4本の長篇映画を監督。89年ブルーリボン賞監督賞、94年菊池寛賞、97年毎日デザイン賞、2015年日本漫画家協会賞特別賞ほか、受賞多数。出版した書籍は200冊を超える。2019年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)