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ナチスと鉄道 共和国の崩壊から独ソ戦、敗亡まで

NHK出版新書 663

出版社名 NHK出版
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-14-088663-2
4-14-088663-3
税込価格 1,078円
頁数・縦 302P 18cm

商品内容

要旨

ナチス・ドイツを生み出した共和国の崩壊から、第二次世界大戦における敗亡までを、鉄道という切り口から通史として描きだす。当時最先端の技術を結集した新車輛開発、交通政策をめぐる組織内外の駆け引き、鉄道からみた独ソ戦、死の特別列車…。「生存圏」拡大や「ユダヤ人絶滅政策」とも密接にかかわりながら、これまであまり語られてこなかったヒトラーとドイツ国鉄の「知られざる歴史」を明らかにする。

目次

第1章 前史・統一機関車―ドイツ国鉄の誕生‐一九一四/一九一八〜二九年
第2章 レール・ツェッペリンと「飛ぶハンブルク人」―一九三〇〜三三・三四年
第3章 〇五形機関車とSバーン―一九三四〜三九年
第4章 「休戦の客車」と凍える車輛―一九三九〜四一年
第5章 戦時機関車と超広軌鉄道―一九四一〜四三年
第6章 装甲列車と「死への特別列車」―一九四三〜四五年
第7章 総統専用列車―ドイツ国鉄の崩壊‐一九四五年

出版社・メーカーコメント

ナチス・ドイツを生み出した共和国の崩壊から、第二次世界大戦における敗亡までを、鉄道という切り口から精緻に描いた通史。当時の最先端技術を結集した新車輌開発、交通政策をめぐる組織内外の駆け引き、鉄道からみた独ソ戦、死の特別列車など。ヒトラーとドイツ国鉄の「知られざる歴史」から、独裁国家終焉までの軌道を明らかにする。

著者紹介

〓澤 歩 (バンザワ アユム)  
1966年生まれ。大阪大学大学院経済学研究科教授。大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程中退、在ベルリン日本国総領事館(当時)専門調査員などを経て現職。専門は近現代ドイツ経済史・経営史。博士(経済学)。著書に『ドイツ工業化における鉄道業』(有斐閣、第50回日経・経済図書文化賞)、『鉄道人とナチス』(国書刊行会、第44回交通図書賞、第20回鉄道史学会・住田奨励賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)