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カンポ・サント 新装版

出版社名 白水社
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-560-09871-4
4-560-09871-9
税込価格 3,300円
頁数・縦 204,12P 20cm
シリーズ名 カンポ・サント

商品内容

要旨

『土星の環』と『アウステルリッツ』を繋ぐ幻の散文。コルシカ島をめぐる未完の作品「アジャクシオ短訪」「聖苑」など四篇のほか、カフカ、ナボコフ、ハントケなど作家が愛した文人についてのエッセイ・批評を収録。

目次

アジャクシオ短訪
聖苑
海上のアルプス
かつての学舎の庭
異質・統合・危機―ペーター・ハントケの戯曲『カスパー』
歴史と博物誌のあいだ―壊滅の文学的描写について
哀悼の構築―ギュンター・グラスとヴォルフガング・ヒルデスハイマー
小兎の子、ちい兎―詩人エルンスト・ヘルベックのトーテム動物
スイス経由、女郎屋へ―カフカの旅日記によせて
夢のテクスチュア―ナボコフについての短い覚書
映画館のカフカ

出版社・メーカーコメント

コルシカ島をめぐる未完の散文作品「アジャクシオ探訪」、作家が愛したカフカ、ナボコフについてのエッセイ・批評を収録。解説:池澤夏樹

著者紹介

ゼーバルト,W.G. (ゼーバルト,W.G.)   Sebald,W.G.
1944年、ドイツ・アルゴイ地方ヴェルタッハ生まれ。フライブルク大学、スイスのフリブール大学でドイツ文学を修めた後、マンチェスター大学に講師として赴任。イギリスを定住の地とし、イースト・アングリア大学のヨーロッパ文学の教授となった。散文作品『目眩まし』『移民たち 四つの長い物語』『土星の環 イギリス行脚』を発表し、ベルリン文学賞、J・ブライトバッハ賞など数多くの賞に輝いた。遺作となった散文作品『アウステルリッツ』も、全米批評家協会賞、ハイネ賞、ブレーメン文学賞を受賞し、将来のノーベル文学賞候補と目された。エッセイ、評論作品も邦訳刊行されている。2001年、住まいのあるイギリス・ノリッジで自動車事故に遭い、他界した
鈴木 仁子 (スズキ ヒトコ)  
1956年生まれ。名古屋大学大学院博士課程前期中退。椙山女学園大学教員。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)