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ラフカディオ・ハーン 源郷としてのインド

出版社名 春秋社
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-393-11279-3
4-393-11279-2
税込価格 5,170円
頁数・縦 307P 22cm

商品内容

要旨

日本文化の理解者として、そして怪談の紹介者として知られる小泉八雲が、ヒンドゥー教と仏教に強い関心を寄せ、深い理解を有していたことは、あまり知られていない。ハーン自身によるヒンドゥー教・仏教関連論文に豊富な訳注を付し、その新たな側面に迫る。インド哲学の第一人者による、全く新しい小泉八雲論。

目次

第1部 ハーンとヒンドゥー教(ヒンドゥー教について
ハーンとインド
ハーンのヒンドゥー教関連の作品
ハーンと「ウパニシャッド」
ハーンとインドの国民的二大叙事詩 ほか)
第2部 ハーンと仏教(ハーンとアーノルド『アジアの光』
ハーン「仏教へのおびえ!」について
ハーン「仏教とは何か」について
ハーン「最近の仏教文献」について
ハーン「『アジアの光』の影」について ほか)

出版社・メーカーコメント

インド哲学の第一人者による、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)論。ハーンが仏教やヒンドゥー教に強い関心と深い知識を持っていたことを明らかにする。怪談文学や歴史に注目した従来の研究では見えてこなかった、全く新しいハーンの姿を描き出す。

著者紹介

前田 專學 (マエダ センガク)  
1931年愛知県生まれ。東京大学文学部印度哲学梵文学科卒、同大学大学院修士課程修了、米国ペンシルベニア大学大学院東洋学科修了(Ph.D)、文学博士。日本学士院賞、勲三等旭日中綬賞、中国社会科学院名誉研究員、韓国東国大学校感謝牌、スリランカ・ビクシュ大学名誉教授、タイ王国仏教学術功労賞、インド共和国パドマ・シュリー勲章。日本印度学仏教学会理事長、BDK英訳大蔵経編集委員長、第19期日本学術会議会員、足利学校庠主等を歴任。現在、公益財団法人中村元東方研究所理事長・東方学院長、東京大学名誉教授、武蔵野大学名誉教授、中村元記念館館長、公益財団法人日印協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)