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渡辺治著作集 第1巻

天皇制国家の専制的構造

出版社名 旬報社
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-8451-1715-4
4-8451-1715-0
税込価格 5,830円
頁数・縦 566P 22cm
シリーズ名 渡辺治著作集

商品内容

要旨

現代日本社会と国家に刻印される近代天皇制の特質とはなにか。大逆罪・不敬罪に焦点を絞り天皇制国家の専制性を浮き彫りにする。市民的自由を抑圧する天皇制国家秩序の創出・確立・崩壊過程の全体像を明らかにする。不敬罪と治安維持法の関係を明らかにする第四章、敗戦による天皇制国家秩序の崩壊過程を描く第五章は初めての活字化。

目次

1 天皇制国家秩序の歴史的研究序説―大逆罪・不敬罪を素材として(課題の設定
天皇制国家秩序の創出―大逆罪・不敬罪の成立
天皇制国家秩序形成・確立期における大逆罪・不敬罪
天皇制国家秩序の危機と不敬罪の展開
「ファシズム」期における不敬罪と治安維持法の交錯 ほか)
2 天皇制国家の構造をめぐって(日本帝国主義の支配構造―一九二〇年代における天皇制国家秩序再編成の意義と限界
近代天皇制・天皇論の課題)

著者紹介

渡辺 治 (ワタナベ オサム)  
一橋大学名誉教授。1947年東京都生まれ。1972年東京大学法学部卒業、73年4月より79年3月まで東京大学社会科学研究所助手、79年10月より同研究所助教授、1990年4月より一橋大学社会学部教授、2000年4月より10年3月まで同大学大学院社会学研究科教授、この間、2004年12月より06年11月まで同大学院社会学研究科長・社会学部長、2010年名誉教授。2012年より15年まで日本民主法律家協会理事長。2004年より「九条の会」事務局(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)