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ヌマヌマ はまったら抜けだせない現代ロシア小説傑作選

出版社名 河出書房新社
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-309-20840-4
4-309-20840-1
税込価格 3,520円
頁数・縦 339P 20cm

商品内容

要旨

英雄ガガーリンの母が“地球の心臓部”に突き進む「空のかなたの坊や」、厳格な校長だった母の思い出を抒情豊かに綴る「バックベルトの付いたコート」、ロシアの大都市を麻痺させたコンピュータ・ウィルスをめぐる数奇な物語「聖夜のサイバーパンク、あるいは『クリスマスの夜―117.DIR』」、“ロシア文学史上もっとも汚い言葉で書かれた小説”と称される型破りな「ロザンナ」、孤独な女教師の追憶を流れるような文体で活写する「霧の中から月が出た」、ある知識人が罰として引き取ることになった“レーニン”が大暴れする「馬鹿と暮らして」、モスクワのバラックを舞台に悪臭と官能が入り混じる「赤いキャビアのサンドイッチ」、謎の作家が体験する鏡の中の世界を描く「トロヤの空の眺め」など、すべてがユニークかつオリジナルな12の物語。現代ロシアの多様な魅力を映しだすいまだかつてない「沼」アンソロジー。

出版社・メーカーコメント

恋愛、叙情、恐怖、SFなど、多様な作家の個性が響きあうアンソロジー。ビートフ、エロフェーエフ、トルスタヤ、ペレーヴィンら、現代ロシア文学紹介の第一人者たちが厳選した12の短篇。

著者紹介

沼野 充義 (ヌマノ ミツヨシ)  
1954年東京生まれ。名古屋外国語大学副学長・教授。東京大学名誉教授。東京大学大学院博士課程単位取得退学、ハーヴァード大学スラヴ文学修士。著書に、『徹夜の塊1 亡命文学論』(作品社、サントリー学芸賞)、『徹夜の塊2 ユートピア文学論』(作品社、読売文学賞)など
沼野 恭子 (ヌマノ キョウコ)  
1957年東京生まれ。東京外国語大学教授。ロシア文学・比較文学・翻訳家。東京大学大学院博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)