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庭仕事の真髄 老い・病・トラウマ・孤独を癒す庭

出版社名 築地書館
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-8067-1626-6
4-8067-1626-X
税込価格 3,520円
頁数・縦 368,30P 20cm

商品内容

要旨

人はなぜ土に触れると癒されるのか。枯死、芽生え、成長―命のめぐる庭で植物と関わることで、トラウマや喪失感から再生する力がなぜ生まれるのか。世界的ガーデン・デザイナーを夫にもつ精神科医が、30年前に荒地に囲まれた農家を改造した家で、庭づくりを始めてガーデニングにめざめ、自然と庭と人間の精神のつながりに気づいていく。バビロンの空中庭園、古代エジプトの墓に収められた種の意味、戦争中の塹壕ガーデン、ニューヨーク貧困地区のコミュニティ・ガーデン、刑務所でのガーデニングの効果、病院における庭の役割。心理学・神経科学などの最新の知見やさまざまな実例、著者自身の個人的体験をもとに、庭仕事の深層を描き出した全英ベストセラー。

目次

始まり
緑の自然と人間の中にある自然
種と自分を信頼すること
安全な緑の場所
街中に自然を運びこむ
ガーデニングのルーツを探る
花の力
ラディカルな食料栽培
戦争とガーデニング
人生の最後の季節
庭の時間
病院からの眺め
緑の力

著者紹介

スチュアート・スミス,スー (スチュアートスミス,スー)   Stuart‐Smith,Sue
著名な精神科医、心理療法士。ケンブリッジ大学で英文学の学位を取得し、その後医師となる。国民保健サービス(NHS)に長年勤務し、ハートフォードシャーで心理療法の分野を主導する存在となる。現在はロンドンのタビストック・クリニックで後進を指導しつつ、ドックヘルス・サービスで最高専門医を務める。夫は有名なガーデン・デザイナー、トム・スチュアート・スミスで、二人は30年以上かけてハートフォードシャーに素晴らしいバーン・ガーデンをつくり上げてきた
和田 佐規子 (ワダ サキコ)  
岡山県の県央、吉備中央町生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。夫の海外勤務につき合ってドイツ、スイス、米国に、合わせて9年滞在。大学院には、19年のブランクを経て44歳で再入学。専門は比較文学文化(翻訳文学、翻訳論)。現在は首都圏の3大学で、比較文学、翻訳演習、留学生の日本語教育などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)