• 本

カルト村の子守唄

出版社名 文藝春秋
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-16-391465-7
4-16-391465-X
税込価格 1,100円
頁数・縦 141P 21cm

商品内容

要旨

自由だった村はどうして「カルト(子供の労働、空腹、体罰が当たり前!)」化してしまったのか!?村の過渡期を描く人気シリーズのエピソード0!両親がなぜ村に入って結婚したのかを著者自らが探る特別編も収録。

目次

村の保育所
かやの葛藤
学育へようこそ
カルト村で出会いました。―私の両親編

出版社・メーカーコメント

自由だった村は、どうして「カルト」化してしまったのか?村の過渡期を描く、人気シリーズのエピソード0!親子が離されて別々に暮らし、子供も朝5時半起きで労働をさせられ、布団はふたりで一組、食事は1日2回のみ、すべての物は共有で服もお下がり、男子は丸刈りで女子はショートカット、お金を持っていたら即没収、ビンタ・正座・食事抜きなど体罰は当たり前……。そんな「お金のいらない平和な社会」を目指す「カルト村」での驚愕の日々を描いた人気シリーズの最新作。今回描かれた時代は、著者が生まれてから小学校に上がるまでの幼少期。このころの村はもっとゆるくて、のちにNGとなる「お酒、タバコ、テレビ、漫画、ゲーム」はすべてOKで、村の外の温泉に行ったり、デパートにクリスマスプレゼントを買いに行ったり、いち早く宇多田ヒカルのCDを手に入れたり……なんて思い出も。ところがある日突然「新しい世話係さん」が現れて、漫画やゲームは没収され、テレビも禁止になり、髪を短く切られて、両親に会える回数も減っていき……。のんびりしていた村が、過酷で理不尽なカルト村に変化していく転換期のエピソードを、丁寧な絵と手書き文字で描いた「実録コミックエッセイ」。両親がなぜ村に入って結婚したのかを、著者自らが探る「カルト村で出会いました。私の両親編」も収録。

著者紹介

高田 かや (タカダ カヤ)  
生まれてから19歳まで、カルト村(農業を基盤としたコミューン)で共同生活を送る。村を出てから一般社会で知り合った男性と結婚。村での実体験を回想して描いた作品を「クレアコミックエッセイルーム」に投稿したことがきっかけでデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)