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妖しい忍者 消えた忍びと幻術師

出版社名 出版芸術社
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-88293-543-8
4-88293-543-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 247P 20cm

商品内容

要旨

社会の裏で人知れず働く者として生を受け、乱世の中で己の技をひたすら磨き続ける。ある時は貴重な情報を味方にもたらし、ある時は偽の情報で敵地を混乱に陥れ―。そんな常人離れの活躍を見せた忍びの者たちも、戦国時代の終わりとともに淡雪のように姿を消しました。ところが、彼らが活躍した頃の記憶は、庶民の説話や夜噺に残ります。いや、残るどころか、話は徐々に膨れ上がり…「妖しい」シリーズ第三弾はそんな彼らの「非科学的」逸話の数々をお届けしましょう。

目次

幻術師編(果心居士の術
正体不明の小坊主
飛び加藤の仕官
草深甚四郎の水斬り
村上家の怪士
因果居士の夢占
たらま弥介
幻術のもと
傀儡子のこと
猿楽と幻術
角隅石宗の降剣術)
忍者編(異国伝来の技
内戦と山岳宗教
奈良・平安の忍び
武士の発生と忍び
伊賀の武装と服部氏
伊賀者、伊勢三郎
義経の働き
武者の世と「悪党」
忍者の元締め楠木正成
天狗の出現
悪党の変質
国人から傭兵へ
乱れる伊賀
消える者と残る者
百地三太夫と百地丹波
藤林長門という忍び上手
伊賀の「名人」
甲賀の人々
全国各地の忍び集団
忍者の終焉)

著者紹介

東郷 隆 (トウゴウ リュウ)  
横浜市生まれ。国学院大学卒。同大博物館研究員、編集者を経て、作家に。詳細な時代考証に基づいた歴史小説を執筆し、その博学卓識ぶりはつとに有名。1990年『人造記』等で直木賞候補となり、1994年『大砲松』により吉川英治文学賞新人賞、2004年『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎賞、2012年、『本朝甲冑奇談』で舟橋聖一賞を受賞。その他著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)