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われは歌えどもやぶれかぶれ

集英社文庫 し11−58

出版社名 集英社
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-08-744318-9
4-08-744318-3
税込価格 792円
頁数・縦 310P 16cm

商品内容

要旨

モノカキ人生も40年を過ぎると体のあちこちにガタが出てくる。おかげで長旅はおっくうになるし草野球では長打が打てないし、極悪ピロリ菌や不眠症のせいで若い頃は無縁だった通院が日課に…と、こぼしつつも痛飲はやめられず、シメキリ地獄に身を委ねてせっせと原稿を量産し、食が細くなったことを自覚しながらつい大盛りを頼んでしまう、やぶれかぶれのシーナの日常がみっちり詰まった一冊。

目次

極悪ピロリ完全掃討戦記(不良老人組合仲間
最大限仮眠魔人間とは誰か ほか)
標高二万七〇〇〇メートルの山(互いに嫌になったらすぐに離婚するのだ
われはむしろ悲しみのほうが ほか)
こんな話でいいのだろうか(目の中のユーレイ
沢野絵のナゾ ほか)
サスペンストイレ(待望ヘビ型自動掃除機
快晴小アジ小サバ釣り ほか)

出版社・メーカーコメント

〈このタイトルは室生犀星が「純文学誌」に書いた小説をぼくが高校生のときに授業中に読んでいて──小便がでなくて苦悩するこの小説に首をかしげていたものだ。尿が出ない苦悩、なんて高校生には意味がわからなかった。今は前立腺肥大によるものと理解できる。そのときの犀星は七十二歳でいまのぼくがそれと同じだ〉(本文より)老いてもなお椎名誠! なめんなよな。極悪ピロリ菌掃討作戦を決行するも、思いもかけぬ困難が待ち受けたり、昔の旅のアレコレも「もう二度と行かないだろう」という苦い述懐になったり。シーナさんの日常と非日常を描いたエッセイ集。

著者紹介

椎名 誠 (シイナ マコト)  
1944年6月東京都生まれ。東京写真大学中退。世界の辺境地区への旅をライフワークにしている。79年、エッセイ『さらば国分寺書店のオババ』でデビュー。88年『犬の系譜』で第10回吉川英治文学新人賞、90年『アド・バード』で第11回日本SF大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)