〈権利〉の選択
ちくま学芸文庫 サ50−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2021年11月 |
ISBNコード |
978-4-480-51085-3
(4-480-51085-0) |
税込価格 | 1,320円 |
頁数・縦 | 291,6P 15cm |
商品内容
要旨 |
“right”に「権利」という訳語があてられたとき、そこには特殊日本的な背景が作用し、それ自体が一つの独自な解釈を表すものとなった。「力と利益」の意味を含む日本の“権利”の思想は、「正しいこと」を意味する西洋の“ライト”の思想とどの程度異なり、また、どの点で共通しているのか。この問いを考察の糸口として、我々が「権利」と呼ぶ思考装置の問題点と限界を明かし、その核心に迫る。福沢諭吉、西周、加藤弘之ら日本の思想家をはじめ、ロック、ドゥオーキン、ロールズ、セン、ニーチェらを導き手とし、理念と力の錯綜した関係を解きほぐした著。 |
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目次 |
第1章 「権利」という日本語 |
出版社・メーカーコメント
日本における〈権利〉の思想は、西洋の〈ライト〉の思想とどう異なり、何が通底するか。この問いを糸口に、権利思想の限界と核心に迫る。解説 永井均