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パラドックスとは何か 基本的な考え方から、名作パラドックスの解決策、新たな思考法まで

ニュートン新書

出版社名 ニュートンプレス
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-315-52487-1
4-315-52487-5
税込価格 1,200円
頁数・縦 288P 18cm

商品内容

要旨

「パラドックス」とは、正しく見える前提や論理から、納得しがたい結論に行きついてしまう問題のことです。日本語では、「逆説」や「背理」などと呼ばれます。パラドックスについての研究は、古代ギリシャにまでさかのぼります。これまでに名作ともいえる有名なパラドックスがいくつも誕生し、その解決策が研究されてきました。本書は、パラドックスの基本から名作パラドックスの解決策、挑戦の歴史、最新の思考法まで、わかりやすく解説。奥深い論理の世界を楽しみたい方に最適の入門書です。

目次

序章 パラドックスは問題をはらんでいる?
第1章 パラドックスとその解決策を考える新しい方法(はじめに:パラドックスの基礎を成す直観
主観確率の登場:物事を信じる度合いについて
主観確率を使用してパラドックスを分析する ほか)
第2章 パラドックスの解決策(直観の再教育としての解決策
先制攻撃、あるいは逆説的実体への疑問
「異質なものを除外する」アプローチ、あるいは欠陥のある仮定の指摘 ほか)
第3章 パラドックスを見失ったのか?パラドックスの解決策の成功(と失敗)(はじめに:歴史から学ぶ
ドクサ(doxa)からパラドクサ(paradoxa)へ:西洋哲学におけるパラドックスの起源について
A(アリストテレス)からZ(ゼノン)、そしてそれを超えた解決策の代替概念 ほか)
結論

著者紹介

カオンゾ,マーガレット (カオンゾ,マーガレット)   Cuonzo,Margaret
ロングアイランド大学哲学科教授および哲学科長。バーナード大学哲学科卒業後、ニューヨーク市立大学大学院哲学研究科修了。哲学博士。専門は、言語哲学・パラドックスの哲学。アメリカの新進気鋭の哲学者
高橋 昌一郎 (タカハシ ショウイチロウ)  
國學院大學文学部教授。専門は、論理学・科学哲学。ミシガン大学大学院哲学研究科修了。著書多数。情報文化研究所所長、JAPAN SKEPTICS副会長
増田 千苗 (マスダ チナエ)  
1993年北海道大学文学部卒業。同年より住友重機械工業(株)企画室勤務。2003年、ミシガン州立大学大学院にて行政学修士号取得。2005年よりビジネス文書を中心にさまざまな分野の翻訳を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)