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飛べないハトを見つけた日から

出版社名 徳間書店
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-19-865384-2
4-19-865384-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 238P 19cm

商品内容

要旨

ある日、十二歳のダリルは公園で、つばさが折れて、飛べないハトを見つけた。ハトの足には、リングがついている。だれかが飼っているレースバトらしい。近所に住む、レースバトを飼育しているダッキンズさんに、どうしたらいいのか相談した。ダッキンズさんは、元の飼い主に連絡して、けがをしたハトはもうレースには出られないから、このハトはいらない、といわれたという。ダッキンズさんにも、飛べないハトは生きている価値はない、といわれ、それならば、自分がこのハトを飼おう、とダリルは決意する。反対する両親を説きふせ、ハトの小屋を用意し…その日からダリルは、ハトの世話はもちろん、学校の勉強にも熱心に取り組むようになった。しかし、ハトの前の飼い主の息子の上級生に目をつけられ、いじめが始まり…?一羽のハトと出会ったことから、世界がぐんぐん広がっていく少年の姿を生き生きとした筆致で描いた、カーネギー賞特別推薦作品。小学校中・高学年から。

出版社・メーカーコメント

カーネギー賞オナー賞受賞作!ひとつのきっかけで、夢中になれるものを見つけ、成長する少年の姿を生き生きと描く感動作。ある日、12歳のダリルは、公園で、つばさが折れて、飛べないハトを見つけた。ハトの脚には、リングがついている。だれかが飼っているレースバトらしい。近所に住む、レースバトを飼育しているダッキンズさんに、どうしたらいいのか相談した。ダッキンズさんは、元の飼い主に連絡してくれ、けがをしたハトはもうレースには出られないから、このハトはいらない、といわれたそうだ。ダッキンズさんも、飛べないハトは生きている価値はない、という。それならば、自分がこのハトを飼おう、とダリルは決意する。反対する両親を説きふせ、ハトの小屋を用意し……その日からダリルは、ハトの世話はもちろん、学校の勉強にも熱心に取り組むようになった。しかし、上級生の、ハトの飼い主の息子に目をつけられ、いじめが始まり……? 一羽のハトと出会ったことから、世界がぐんぐん広がっていく少年の姿を生き生きとした筆致で描きだす感動作。

著者紹介

ダレーシー,クリス (ダレーシー,クリス)   d’Lacey,Chris
1954年地中海のマルタ島に生まれ、その後イギリス中部のレスター、北西部のボルトンで育つ。ヨーク大学で生物学を学び、レスター大学で専門を生かした職に就いた。十代からシンガーソングライターを目指すが、39歳のときに児童文学賞に応募した物語が出版社に認められ、1994年“A Hole at the Pole”(未訳)でデビュー。『飛べないハトを見つけた日から』でカーネギー賞特別推薦を受賞
相良 倫子 (サガラ ミチコ)  
東京都生まれ。英会話学校、国際機関を経て、翻訳家に
東郷 なりさ (トウゴウ ナリサ)  
1987年千葉県船橋市生まれ。2010年東京農工大学農学部地域生態システム学科卒業。2012年アングリア・ラスキン大学ケンブリッジ・スクール・オブ・アートの絵本や児童書の挿絵を学ぶ修士課程を修了。日本ワイルドライフアート協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)