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フェルメールとそのライバルたち 絵画市場と画家の戦略

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-04-400678-5
4-04-400678-4
税込価格 2,860円
頁数・縦 433,36,6P 20cm

商品内容

要旨

競合2000人、流通作品500万点。繁栄と恐慌、戦争―。オランダ絵画の黄金時代は空前の競争市場だった!名画とマーケット。美術史研究の最前線。

目次

序章 静謐と喧騒
第1章 浮かぶか、沈むか―一七世紀オランダの絵画市場
第2章 マーケットと対峙する画家たち
第3章 絵画流通の五つのルート
第4章 風俗画の成立とアート・マーケット
第5章 最盛期のオランダ風俗画家たち
第6章 アート・マーケットのなかのフェルメール
第7章 似ていないが似ている―画家たちの生き残り戦略
終章 未完のフェルメール

出版社・メーカーコメント

絵画市場で画家たちが散らす火花が、フェルメールの「静謐」を生み出した。ライバル画家2000人、流通した絵画500万点。繁栄と恐慌、戦争、感染症──。不朽の名画を生んだ絵画の黄金時代は、空前の競争市場だった! 17世紀オランダの絵画市場と画家の生き残り戦略に迫る美術史。

著者紹介

小林 頼子 (コバヤシ ヨリコ)  
1948年生まれ。目白大学社会学部教授を経て、同大学名誉教授。専門は17世紀オランダ美術史、日蘭美術交流史。82〜85年、ユトレヒト大学美術史研究所留学。87年、慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。『フェルメール論』(八坂書房)および『フェルメールの世界』(NHKブックス)の2著で第10回吉田秀和賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)