親孝行の日本史 道徳と政治の1400年
中公新書 2671
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2021年11月 |
ISBNコード |
978-4-12-102671-2
(4-12-102671-3) |
税込価格 | 946円 |
頁数・縦 | 232P 18cm |
商品内容
要旨 |
孝とは、親を大切にすることで、儒教の基本的徳目だ。律令で孝行者の表彰が定められ、七一四年に最古の例が見られる。以来、孝子は為政者から顕彰され、人々の尊敬を集めた。特に江戸時代は表彰が盛んに行われ、多くの孝子伝が編まれた。明治に入り教育の中心に据えられるが、戦後、軍国主義に結びついたとして否定された。それは常に支配者の押しつけだったか。豊富な資料で「孝」を辿り、日本人の家族観や道徳観に迫る。 |
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目次 |
第1章 孝はいかに日本へ持ち込まれたか―古代から中世へ |
出版社・メーカーコメント
孝とは、親を大切にすることで、儒教の基本的な徳目のひとつだ。儒教とともに日本に伝わり、養老律令では、孝行者の表彰が定められた。以来、孝子は周囲から尊敬される存在だった。江戸時代には表彰が盛んに行われ、多くの孝子伝が編まれた。しかし、戦後には軍国主義に結びついたとして否定される。それは、常に為政者の押しつけだったのか。豊富な資料で孝行を辿り、日本人の家族観や道徳観に迫る