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戦時下の日常と子どもたち

出版社名 青土社
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-7917-7434-0
4-7917-7434-5
税込価格 1,760円
頁数・縦 166P 19cm

商品内容

要旨

“戦争は嫌いだ!怖くて惨めなことばかり。”太平洋戦争敗戦までの約50年、日本は戦争に明け暮れた。戦局の悪化で激変する子どもを取り巻く環境。学童疎開・戦争孤児・学徒動員・教練・差別・イジメ・捨て子・空襲…、勉強はほとんど無し。そしていつも空腹。戦後教育の現場で奮闘してきた著者が綴る、これだけは知ってもらいたい「負の歴史遺産」。

目次

学童疎開―疎開先の学童同士の葛藤
軍事教練―配属将校による旧制中学での教練の様子
戦災孤児―戦災で家族全員を失った十二歳の少年のその後
引き揚げ―発疹チフスに罹り、引き揚げ団から捨てられた四歳の少女
ガラスのウサギ―この題名で戦争体験を書いた高木敏子さんにインタヴュー
庶民の生活―徴兵検査、隣組、国民服、敵性語、外食券、代用食
将兵―戦死した若者の遺族に届けられた「戦死報告書」とは
靖国の遺児―一九五二年〜五五年『靖国神社遺児参拝文集』を読む
軍法会議―戦中に軍上層部の汚職を暴き「従軍免脱罪」で死刑にされた伍長の記録
短波ラジオ―発明好きの少年が自作の短波ラジオでアメリカの情報を盗聴〔ほか〕