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頼朝の時代 1180年代内乱史

新版

文春学藝ライブラリー 歴史 44

出版社名 文藝春秋
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-16-813096-0
4-16-813096-7
税込価格 1,650円
頁数・縦 376,7P 16cm
シリーズ名 頼朝がひらいた中世

商品内容

要旨

源頼朝が幕府を樹立するまでには、幾多の謎がある。挙兵直後に惨敗しながら、なぜ次々と武士が結集したのか。平家の追討軍に勝利しても、なぜ三年半も鎌倉を動かなかったのか。源義仲は京を制圧しながらなぜ敗れたのか。弟義経はなぜ逐われたのか。頼朝にとって後白河上皇はどのような存在なのか―。鎌倉幕府成立論に新たな地平を拓いた名著。

目次

中世はじまる(頼朝勢力の誕生
治承三年十一月政変
以仁事件の顛末
政変体制の破綻
坂東武士の向背
挙兵を支えたもの)
京攻めの条件(諸勢力の分立
頼朝の対朝廷工作
義仲勢力の京攻めと皇位継承問題
頼朝・義仲両勢力の対立
法住寺殿合戦)
東から西へ(一時的持久戦
一一八四年初頭の交渉
頼朝勢力の勝利
義経挙兵事件の謀略)
守護・地頭・兵粮米問題(対朝廷交渉の開始
守護について
地頭について
兵粮米について)
朝廷と幕府(義経事件の責任問題
貴族社会と頼朝
東国に生きる)

著者紹介

河内 祥輔 (コウチ ショウスケ)  
1943(昭和18)年北海道生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程中退。北海道大学教授、法政大学教授を経て、北海道大学名誉教授。専門は古代から中世にいたる政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)