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夜こそわが耀き ニコラ・バレの生涯

新版

出版社名 春秋社
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-393-21714-6
4-393-21714-4
税込価格 2,200円
頁数・縦 263P 20cm
シリーズ名 夜こそわが耀き

商品内容

要旨

苦しみは、ただ苦しみで終わるのではない。暗夜は「耀く真昼」となる。17世紀中葉のフランスに生きた一人のカトリック修道士、ニコラ・バレ。苦行と祈祷によって自らの内面と深く向き合い、霊魂の暗夜を生きた彼の人生は、暗闇のなかを生きるわれわれの足元を照らす。ニコラ・バレという名は日本ではほとんど知られていないが、彼が残した教育への想いはわれわれに受け継がれている。彼が設立した修道会は明治5年に来日し、サンモール・インターナショナルスクールや雙葉学園の設立母体となった。その教育の源泉が、本書で描かれた彼の生き方である。

目次

ピカルディの少年―アミアン 一六二一‐一六四〇年
若者の選び―ニジョン‐ヴァンセンヌ 一六四〇‐一六四三年
神に渇く―プラス・ロワイヤル 一六四三‐一六五七年
夜の闇は深く―アミアン 一六五七‐一六五九年
かすかに見え始めたもの―ルアン 一六五九‐一六六二年
ささやかな一歩―ソットヴィル‐ルアン 一六六二‐一六六六年
委託と離脱のうえに―ルアン 一六六六‐一六六九年
み国のきたらんことを―ルアン‐パリ‐ルアン 一六七〇‐一六七五年
み旨の行われんことを―ルアン‐パリ 一六七五‐一六七七年
唯一の保障 一六七七‐一六八四年
行って告げなさい
来て聴きなさい
信じ希望し続けて 一六八五‐一六八六年
暗夜は耀いて 一六八六年
〈付〉ニコラ・バレのあとに続く人々

出版社・メーカーコメント

17世紀フランスで、迷いと苦悩にさいなまれ、魂の暗夜を歩みつつも、社会の矛盾のなかで見捨てられた者を救おうと献身した修道士ニコラ・バレ。貧しい子どもたちの救済、女性たちの共同体の設立と、大きなうねりを引き起こした純粋な信仰の軌跡を描く。

著者紹介

フルーレ,ブリジット (フルーレ,ブリジット)   Flourez,Brigitte
1941年、フランス、ノール県に生まれる。パリのカトリック大学にて神学・司牧学・心理学を学ぶ。幼きイエス会会員
島田 恒子 (シマダ ツネコ)  
1925年、東京に生まれる。上智大学神学部修士課程修了。幼きイエス会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)