• 本

残心

徳間文庫 か53−1

出版社名 徳間書店
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-19-894698-2
4-19-894698-1
税込価格 825円
頁数・縦 364P 15cm

商品内容

要旨

京都の地元情報誌の記者・国吉冬美は、尊敬するルポライターの杉作舜一が京都に来ていると知る。次回作の題材が老老介護で、冬美もよく知る医師の三雲が取材先を紹介したという。だが訪れた取材先で、寝たきりで認知症の妻は絞殺され、介護していた夫は首を吊り死んでいた。老老介護の末の無理心中?杉作の事件調査に協力することになった冬美は、やがて哀しき真実を知ることに…。

出版社・メーカーコメント

地元情報誌の記者・国吉冬美は、心酔するルポライターの杉作舜一が京都にきていることを知り心躍らせる。杉作は老老介護をテーマにしており、寝たきりで認知症を患う妻を介護する夫の取材に赴く。しかし妻は絞殺され、夫は首を吊って死んでいた。夫婦の死には何らかのメッセージが込められている、と杉作は調査を開始。そんな杉作のルポを手伝うことになった冬美は、哀しき事件にまつわる京都の闇と対峙する――。

著者紹介

鏑木 蓮 (カブラギ レン)  
1961年京都市生まれ。塾講師、教材出版社、広告代理店などを経て、92年、コピーライターとして独立する。2004年、立教学院創立130周年記念行事「江戸川乱歩と大衆の20世紀展」企画の一環として創設された第1回立教・池袋ふくろう文芸賞を短篇ミステリー「黒い鶴」で受賞。06年「東京ダモイ」で第52回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)