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教養としての仏教思想史

ちくま新書 1618

出版社名 筑摩書房
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-480-07430-0
4-480-07430-9
税込価格 1,265円
頁数・縦 395,19P 18cm

商品内容

要旨

紀元前6世紀頃にゴータマがインドで始め、現在も日本文化に深く根を張る仏教。神を絶対者として崇める西洋的な宗教とは一線を画すこの信仰は、時代と地域を超えていかにして現在の形になったのか。上座部、大乗、密教、禅宗など、数多く存在する部派・宗派を歴史の中に位置づけ、それらの発展に秘められた膨大な知の全貌を俯瞰。さらに中国、朝鮮半島をはじめ地域ごとの展開にも目を配り、わかりやすく解説する。これだけは知っておきたい仏教の知識が満載の決定版入門書。

目次

仏教の成立
部派仏教の展開
仏教の革新―大乗仏教
中観派とその思想
瑜伽行派の形成と展開
大乗から密教へ
テーラヴァーダ仏教の伝統
仏教東漸―中国仏教の形成
「新仏教」の展開
韓国(朝鮮)の仏教
日本仏教の濫觴
平安仏教の形成と展開
「鎌倉新仏教」の出現
近世・近代の日本仏教
仏教の現在と未来

出版社・メーカーコメント

紀元前6世紀にゴータマが始めた仏教は、いかにして現在の形となったのか。思想的変遷を歴史の中に位置づけ、各地域の展開を一望。膨大な知の全貌を俯瞰する。

著者紹介

木村 清孝 (キムラ キヨタカ)  
1940年生まれ。仏教学者、僧侶、専攻は華厳思想を基にした東アジア仏教研究。曹洞宗龍宝寺(函館市)住職、(公財)仏教伝道協会会長、東京大学名誉教授。東京大学大学院博士課程満期退学。文学博士。東京大学文学部教授、国際仏教学大学院大学教授・学長、鶴見大学学長等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)