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タリバンの眼 戦場で考えた

PHP新書 1292

出版社名 PHP研究所
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-569-85145-7
4-569-85145-2
税込価格 968円
頁数・縦 167P 18cm

商品内容

要旨

2021年、イスラム主義組織のタリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧した。アメリカ軍がアフガニスタンから撤退し、暫定政権が発足すると、欧米のメディアは一様に「女性差別」「人権抑圧」について報じ、タリバンを前近代の遅れた存在と見なした。21世紀の民主主義の眼から見れば、そういう話になるのだろう。だが、われわれが日本の歴史を顧みたとき、いまアフガニスタンで起きていることに、どこか思い当たる節があるのではないか。戦争の現場を見て、考え抜いたジャーナリストの眼が、コロナ下の「鎖国」に慣れきった日本人を再び目覚めさせる。

目次

序章 コロナとアフガニスタン(歴史の変わり目を見たい
イスラム教は清潔教 ほか)
第1章 タリバンとは何か?(市街戦のまぼろし
もしタリバンに一カ月間同行したら ほか)
第2章 ソ連侵攻から40年―アメリカは何を間違えたのか(ギョロ目の印象
一つの文明としてのイスラム ほか)
第3章 中東は100年前の日本と同じ(「どうやって日本の滞在許可を取ったんですか?」
メラビアンの法則 ほか)
第4章 ジャーナリストは抑止力である(なぜ戦場に向かうのか
すべては確認 ほか)

著者紹介

佐藤 和孝 (サトウ カズタカ)  
1956年生まれ。ジャーナリスト・ジャパンプレス主宰・山本美香記念財団代表理事。24歳よりアフガニスタン紛争の取材を開始。その後、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、アメリカ同時多発テロ、イラク戦争などで取材を続け、2003年にはボーン・上田記念国際記者賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)