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どうする、小学校英語? 狂騒曲のあとさき

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-7664-2788-2
4-7664-2788-2
税込価格 2,420円
頁数・縦 348P 19cm

商品内容

要旨

小学校英語をめぐる活発な議論がなされてから約20年。この間に何が変わり何が変わらなかったのか、そして改善に向けて何をすべきか。小学校英語をめぐる議論を再検証し、将来に向けての指針を提言する。

目次

編者の視点1 小学校英語の本質を掘り下げ、言語教育の未来を拓こう
第1部 言語教育と学校英語教育の観点から(小学校英語活動の現在から考える
公立小学校での英語教育―必要性なし、益なし、害あり、よって廃すべし
学校英語教育とは何か ほか)
第2部 国際理解教育と多言語・多文化共生の観点から(国際理解教育の一環としての外国語会話肯定論―競争原理から共生原理へ
小学校英語教育―異文化コミュニケーションの視点から
多言語共生社会における言語教育―多様な言語への気づきをきっかけに ほか)
第3部 公教育としての英語教育という観点から(日本の英語教育の現状と課題
小学校での外国語教育―期待すること、考慮すべきこと
小学校英語の必要性の主張のあとに必要なこと ほか)
編者の視点2 あとさきを批判的に考えて研究・実践を

出版社・メーカーコメント

2008年に「外国語活動」として始まった小学校英語だが、20年を経た今でも現場には多くの問題が山積している。本書は、必修化をめぐる当時の議論の基本となる12名の論考を再編。さらに各執筆者が現状を踏まえてそれぞれの論点を検証し、今後の課題をあぶりだした上で、英語教育への提言へとつなげる。

著者紹介

大津 由紀雄 (オオツ ユキオ)  
慶應義塾大学名誉教授。関西大学・中京大学客員教授。日本学術会議連携会員。Ph.D.(MIT、1981、言語学)。東京言語研究所運営委員長、日本認知科学会会長、言語科学会会長などを歴任。専門は言語の認知科学および言語教育
亘理 陽一 (ワタリ ヨウイチ)  
中京大学国際学部教授。博士(北海道大学、2008、教育学)。中部地区英語教育学会、外国語教育メディア学会関西支部運営委員を務めた後、現在、一般社団法人ことばの教育理事、日本教育方法学会理事。専門は英語教育学・教育方法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)