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鎌倉武士と横浜 市域と周辺の荘園・郷村・寺社

有隣新書 86

出版社名 有隣堂
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-89660-235-7
4-89660-235-8
税込価格 1,100円
頁数・縦 230P 18cm

商品内容

要旨

現在の横浜市域は、かつて武蔵国都筑郡・久良岐郡と武蔵国橘樹郡・相模国鎌倉郡の一部から成っていた。当地は二俣川合戦、和田合戦などの舞台となる一方、執権一族の金沢流北条氏が称名寺や金沢文庫を創設し、叡尊・忍性などの高僧や兼好などの文化人が訪れて、東国における文化の一大中心地ともなった。本書は、当地に関連する秩父平氏諸氏や、山内氏、長尾氏、佐々木氏など相武の大地で活躍した武士たちの消長を追いつつ、荘園・郷村・寺社などの変遷や市域に所領を持った武士たちにも言及し、鎌倉幕府との関連を踏まえながら、歴史資料をもとに鎌倉時代の横浜市域とその周辺の全貌を描き出す。

目次

第1章 院政期の市域の武士と荘園公領制
第2章 鎌倉幕府成立と市域の武士
第3章 頼朝死後の御家人間の争い
第4章 金沢北条氏・称名寺と叡尊・忍性
第5章 蒙古襲来から鎌倉幕府滅亡
第6章 市域内に所領を持つ武士

著者紹介

盛本 昌広 (モリモト マサヒロ)  
1958年横浜市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。東京都立大学大学院修士課程修了。「日本中世の贈与と負担」で中央大学博士(史学)。専攻は日本中世・近世史。神奈川大学、慶應義塾大学、中央大学などで非常勤講師を務めた。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)