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律令体制史研究

出版社名 岩波書店
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-00-025584-4
4-00-025584-3
税込価格 12,100円
頁数・縦 505,8P 22cm

商品内容

要旨

日本史における律令体制とは何だったのか。日本古代の列島社会がその最終段階において経験した「律令体制の時代」。列島内外の政治過程や社会実態との関わりを具体的に解明し、律令体制の成立から解体にいたるまでの歴史と構造を、全体的・動態的に明らかにする。

目次

第1部 律令体制の諸段階(律令体制の形成
律令体制の展開と列島社会)
第2部 古代宮都と王権・官僚制(王宮と官人社会
律令官司制論
難波長柄豊碕宮の歴史的位置
七世紀宮都史研究の課題―林部均『古代宮都形成過程の研究』をめぐって
長岡宮時代の朝廷儀礼―宝幢遺構からの考察
大極殿儀式と時期区分論
後佐保山陵)
第3部 生産・流通・租税と古代社会(税の貢進
常布と調庸制
古代但馬の繊維生産と流通
国際交易と古代日本
院宮王臣家
急性期の調庸制―課丁数の変化と偏差
九世紀の国郡支配と但馬国木簡)

出版社・メーカーコメント

日本古代の列島社会は、その最終段階において、中央集権的な律令体制の時代を経験した。列島内外の政治過程や社会実態との関わりを具体的に明らかにし、新しい遺跡・遺物を十分に活用することにより、これまでの法制史的な「律令制」研究の限界を突破し、律令体制の歴史と構造を全体的・動態的に明らかにすることをめざす。

著者紹介

吉川 真司 (ヨシカワ シンジ)  
1960年生。京都大学大学院博士後期課程研究指導認定退学。博士(文学)。現在、京都大学大学院文学研究科教授。日本古代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)