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絡まり合う生命 人間を超えた人類学

出版社名 亜紀書房
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-7505-1724-7
4-7505-1724-0
税込価格 2,200円
頁数・縦 370P 20cm

商品内容

要旨

ボルネオの森から、多種的世界とアミニズムを経て、「生命とは何か」という根源的な問いへ。世界の覇者を自認してあらゆるものを食い尽くし、絶滅の淵に立つ人類に、世界観の更新を迫る。壮大な「来たるべき人類学」の構想。

目次

序論 平地における完全なる敗者
第1部 アニマルズ(鳥たち
リーフモンキーの救命鳥 ほか)
第2部 スピーシーズ(多種で考える―マルチスピーシーズ民族誌の野望
明るい人新世、暗い人新世 ほか)
第3部 アニミズム(人間だけが地球の主人ではない
科学を凌ぐ生の詩学 ほか)
第4部 ライフ(考える森
考える、生きる ほか)
人類の残された耐用年数―厚い記述と薄い記述をめぐって

著者紹介

奥野 克巳 (オクノ カツミ)  
立教大学異文化コミュニケーション学部教授。1962年生まれ。20歳でメキシコ・シエラマドレ山脈先住民テペワノの村に滞在し、バングラデシュで上座部仏教の僧となり、トルコのクルディスタンを旅し、インドネシアを一年間経巡った後に文化人類学を専攻。1994‐95年に東南アジア・ボルネオ島焼畑民カリスのシャーマニズムと呪術の調査研究、2006年以降、同島の狩猟民プナンとともに学んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)